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版画工房N組は2012年に兵庫県の但馬地方の小さな村に設立されました。世代の異なる3名のスタッフでユニットを
組んで共同制作をしています。ここは小さな集落とはいえ、周りには50を超える大小の古墳群があります。
自然の美しいこの環境を考え、私たちは廃棄された物を再利用してRe・Recycleをモットーにオルタナティブを志向
した版画工房の活動をしています。合理的になりすぎた今の時代に、もっと物語性にとんだ版画を提供したいと考え
ております。最近は手作り再生紙でブック・アートの制作も始めました。
楽しい版画物語がこの小さな村から発信出来ればと考えています。


今月のN組版画 (3月)




                                       《サバンナの主 Ⅳ》2022
                                       N組製手漉き再生紙+楮上にコラグラフ
                                       H/23×W/31.5cm  Edition :1/1


 サバンナの主

 このサバンナは豊かな水と木々が茂り 動物や人間たちが平和に住んでいた
 最近の干ばつで水は失われ木も枯れ 生き物は新たな緑を求めて移動を開始
 この平原に年老いたサバンナの主といわれる賢い動物がいた
 部族酋長の話によれば この動物はもう何百年も前からこの一帯に生きていて
 住人たちは 昔からこのサバンナの主と常に行動を共にしてきた
 人の常識を超える超能力をもち 皆の神様のような存在だった
 長年にわたり人や動物たちは主の行動を尊重し 皆が共存し生きのびて来た


 ©版画工房WERK-STATT N組


Blog



N組工房周辺の住人たち 22LinkIcon

梅の枝に土の塊を発見
寒くて雪が多い但馬地方…



N組の今年最後の刷りLinkIcon

数日前より寒波の影響で但馬地方も一気に…



紙の畑 「内藤絹子展」開催中!!LinkIcon

朝来市のあさご芸術の森美術館1階企画展示室に於いて…



今年の工房周辺の紅葉と収穫LinkIcon

11月中旬には薪ストーブに火入れをします。…



BOOK ART展2022の出展準備LinkIcon

版画を刷るときには、わたしたちは…

Information

版画工房N組出版 MINI写真集のご紹介

ARMENIA 高地から吹く風
長岡國人 MINI写真集/2012-2019
A5サイズ・22ページ


長岡國人が8年間に渡り、世界文化遺産アルメニア(十字の石)の拓本記録を実施中に未知の国アルメニア各地を旅して撮った写真とテキストがMINI写真集としてまとめられました。版画工房N組が初めて出版しました。2014年に版画工房N組スタッフも同行し、プロジェクトに参加いたしました。
2021年1月6日より佐久市立近代美術館で開催された「長岡國人展」にもアルメニア(十字の石)の拓本が大々的に展示されました。この展示にあたり、未知の国アルメニアを紹介する写真集を美術館で販売いたしました。またご希望がありましたらN組までご連絡ください。





長岡國人 MINI写真集/2012-2019
表表紙・裏表紙


キリスト教国アルメニアとイスラム教国アゼルバイジャンは紛争地ナゴルノ・カラバフ
を巡って1980年代末より対立してきました。長年休戦状態でしたが、2020年7月以降
再び激しい武力衝突が再発し、9月27日から戦闘が激化しておりました。同年に停戦合
意が結ばれましたが、合意は順守されず以後不安定な状況が続いており、11月にロシア
の仲裁で再度停戦合意がなされた。
緊迫した国際情勢を踏まえ、今回は 長岡國人MINI写真集/
2012-2019の中から「洞窟礼拝堂の歌声」という項目をご紹介いたします。




脱皮する大地・浅間山
ASAMA 長岡國人展
KUNITO NAGAOKA / WORKS 1969-2019

*「脱皮する大地・浅間山 長岡國人展」(佐久市立近代美術館)の
  佐久市YouTubeインタビュー映像が公開されていますので、ご覧ください!

LinkIcon 佐久市YouTubeインタビュー「脱皮する大地・浅間山 長岡國人展」


from 2015/06/01
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