城崎温泉のお宿に作品展示中♫
December 25, 2014
城崎温泉で一番小さなお宿 「湯宿しまや こぢんまり」で初めてのN組版画を
展示しました。
柳が美しい城崎の川沿いにあり、外湯「地蔵湯」が近くにあります。宿泊客は
外国人も多く、日本人のリピーターがよく泊る「こぢんまり」したお宿です。
お宿のご主人がN組版画作品や版画工房のポリシーをとても気に入ってくださり、
展示することになりました。
温泉やお宿の美味しい食事と共に目でも楽しめる版画が仲間入りしました。
『カニ消防隊』『海ボウズ』『お城の番人』『お立ち台』『赤富士の怒り』........
などの楽しいタイトル付きで、購入もできます。
お宿のグレーの土壁にとてもマッチした雰囲気になりました。
「湯宿しまや こぢんまり」www.kojinmari.com/
2014年、今年最後のワークショップを開催しました!
November 25, 2014
今年最後のN組版画ワークショップは11月23日(日)に開催しました。
リピーターの方や小学生も混ざって年齢幅が広く参加してくださり、
個々の版画がいっぱい出来ました。
以下、一例をご紹介します。
はじめは何を描こうかな?と思っていたんだけど...、N組の庭に落ちている葉っぱ
などを集めてきたら、イメージが浮かんできたよ。色塗りは指でしたよ。
「新しいお家」/小学3年生
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僕は自画像を描くことに情熱を感じます。今まではスケッチブックに沢山マジック
などで自画像を描いてきましたが、版画工房でコラグラフを始めたのが切っ掛けで、
新しい目標ができました。定期的に版画を制作するつもりです。
「すみません!すみません!」/20代
今年もチャリティー展に参加します
November 19, 2014
昨年2013年から<N組のオリジナル版画>を共同制作しています。
少しずつ皆さんにご披露できる機会が増えてきました。
今年も姫路のギャラリー ルネッサンス・スクエア主催のチャリティー展
にN組も参加いたします!!
国内外の作家の作品(日本画、洋画、版画、彫刻、工芸、書、デザイン)
が300点近く並びます。
【版画工房WERK-STATT N組】 個人名:長岡國人、内藤絹子、中村真由子
【出品予定作品】3点
「猫の国」(写真)、「架け橋」、「土いじりの家」
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「第27回チャリティーのためのミニアチュール展」
The 27th Miniature Exhibition For Charity /
Gallery Renaissance Square, Himeji
2014年12月6日(土)〜16日(火)
午前10時〜午後6時(12/10は休館・最終日は午後5時まで)
ギャラリー ルネッサンス・スクエア
【http://www.ph-hyogo.com/gallery/】
〒670-0940 姫路市三左衛門西の町205-2 (株)パナホーム兵庫1F
tel:079-224-8772
*姫路キャッスルホテル南隣
*駐車場数台有り
*本展は、会場でご希望の作品を入札していただき、最高入札額の方
に作品をお譲りするオーク ションです。
主催:ルネッサンス・スクエア、後援:神戸新聞社
協賛:株式会社パナホーム兵庫
収益金の一部は、主催者より「国連WFP」「ひょうご子ども家庭福祉団体」
「兵庫盲導犬協会」等に寄付されます。
【オープニング&クリスマスパーティー】
2014年12月12日(金)午後6時〜
*チケットが必要です。
*無料の招待状がたくさんございます。知り合いの方にはお渡しできます
ので、N組スタッフにご一報ください。
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「保育造形の会」幼稚園の先生方の版画体験研修
October 27, 2014
2013年夏にN組工房の企画で開催された 「まぼろしの幼児絵画発掘展」
(姫路・五字が丘幼稚園協力)を憶えておられますか?この縁を大切に、
幼稚園の先生方と交流を深めてきました。
10/26(日)、関西の幼稚園の先生による「保育造形の会」の研修会が当工房
で行なわれました。幼児の造形指導をする立場の先生方にも版画体験をして
いただきました。版画工房N組のスタッフと造形教育の大切さを話し合い、
夢のある和やかな時間を過ごしました。
版画プレス機から新しいコラグラフ版画が生まれると、皆さんは歓声と笑顔と拍手!
この「保育造形の会」は、全国では稀な関西の幼児絵画展(具体美術協会の作家
たちなどが関わっていた)「童美展」<1950-2008>の流れを引き継いでいます。
皆さんは幼児対象の熱心な保育造形に力を入れてきました。
将来を担う子どもたちに「こころ・脳・身体」を保育することに繋がっている素晴
らしい教育活動の一つではないでしょうか?
毎年、「保育造形展」が開催されています。この展覧会のポスターとチラシは
N組スタッフの中村(なかむ〜ら)さんがをデザインをしました。
第7回 保育造形展 主催:保育造形の会
12月10日(水)ー14日(日) / 兵庫県立美術館ギャラリー3階
10日(水)14:00〜18:00
11日(木)ー13日(土)10:00〜18:00
14日(日)10:00〜16:00
朝来市立竹田小学校 / 造形遊び 〜投げて、落として、転がして〜
October 22, 2014
朝来市立竹田小学校から依頼を受けて、10月21日(火)に五年生の図画授業を担当
しました。市内小学校への出前授業は今回で大蔵小学校に次いで2校目です。
この日はオープンスクールだったため、ご父兄の方々が大勢参観されました。
「造形遊び〜投げて、落として、転がして〜」とわかりやすい内容で、皆が参加できる
ようにしました。3グループに分かれ、自宅から持参した様々な物に色をつけて、紙の
上に投げて、落として、転がしました。身体を動かすことで、子どもたちは大喜び!
図画の授業が運動会のようになりました。
後半は全員が感想を述べました。感じたり、観察したり、体験したことを語り合いました。
子どもたちは会場の準備とあと片付けなどを一生懸命やってくれました。
これも授業の一環で、指導する側としても意味があったと思います。
「転がし」
「落として」
「投げて」
アルメニアの旅2 / Noradus, Noravank, Armenia
October 1, 2014
セヴァン湖の近くにあるノラドスは、アルメニアでは一番古いといわれている村です。
ここには9世紀頃から現在までのお墓や墓碑(十字の石:ハチカル)が沢山あり、
ユネスコ世界文化遺産に指定されているため、毎日沢山の観光客がバスで訪れます。
拓本作業のため、45kmは離れた宿泊地であるコンテナハウスから車で約一週間通いました。
国立エレバン美術大学の協力により、学生たち対象の拓本ワークショップを開催しました。
昨年大学では拓本の道具となるタンポづくりのワークショップしましたが、その時の生徒も
おりました。「和紙とは何の素材でできているのか?」「どこで和紙が手にはいるのか?」
「またやってみたい」「フェイスブックやってますか?」などなど、N組スタッフも交流しました。
皆は拓本を各自一枚ずつ採り、喜んで持ち帰りました。アルメニアには桑科の植物も沢山
あるし、水も豊富だし、「アルメニア産の紙ができるのではないか?」とN組は望んでいます。
ちょうど、ロシアのサンペータスブルグからも十数名の学生たちが訪問中で、スケッチ旅行
を楽しんでいました。
キオスクのおばあさんや羊の毛から自分たちで手袋や帽子などをつくり売っている女性たち
など地元の住民の方々とも親しくなりました。言葉は通じないけど、気持ちは通じたようです。
観光客に取り囲まれ、私たちは質問ぜめ...有名人のようにカメラで撮影されました(笑)。
アルメニアにやって来る観光客で一番多い国はイタリア人で、次はフランス人、ドイツ人と
続くそうです。滞在中には一組の日本人の夫婦にも出会いました。アルメニア映画監督の
巨匠パラジャーノフの大ファンとのこと。アルメニアには手付かずの大自然に魅せられて
来られる人も多いそうです。
他には観光地として一番有名な修道院の一つのノラバンク(Noravank)で拓本を採取しました。
来年(2015年)には文化庁の企画のもとに首都エレバンの美術館で拓本の展覧会が行なわれ
ます。日本ではアルメニア大使館やアルメニア友好協会の協力のもと、来年春に東京又は
横浜で展覧会が開催される予定です。
詳細は、またN組のHPでお知らせいたします♪
アルメニアの旅1 / アルメニア十字の石拓本プロジェクト2014
October 1, 2014
長岡先生が2012年から毎年夏に行なっている5カ年計画「アルメニア十字の
石拓本プロジェクト」に、今年は版画工房N組スタッフも手伝いに参加しました。
ハチカル(墓碑)と言われ、ユネスコ世界文化遺産に認定されています。
先生はアルメニア共和国文化庁の許可と協力を得て、この活動を自費でしています。
国を越えての人類共通の文化遺産を保存、記録するためでもあり、現地の若い
美術大学生にも拓本の技法を伝えています。
アルメニア人のドイツ語通訳ナイラさん、ベルリン事務局のイルムトラウトさん、
ライプチッヒの大学で写真を学んでいる長岡先生の教え子であるMako、長岡先生
とN組スタッフの中村、内藤の6名で2014年拓本チームが結成されました。まずは、
墓碑の表面は苔などが付いているので、それを落とすのにも手間と時間がかかり
ました。「苔落としの道具には竹がいい」ということで、宮内周辺で育った竹棒が
大活躍しました。現地の村ではお墓をきれいにしてくれる日本人がいるとの噂で
評判があがっています(笑)。
海抜2000mの高地にあるセヴァン湖が近くにあるので、突風などが吹き作業が
とても難しく、一日2〜3モチーフがやっとです。今回も特注の丹後二俣和紙を使い、
2枚ずつ拓をとっていきます。一枚はアルメニア文化庁に。もう一枚は日本に持ち
帰り、近いうちに拓本展などでご披露いたしますので、ご期待ください!
N組スタッフはアルメニア滞在が人生の中でも素晴らしい経験となりました。
オーストリア訪問2 / Horn, Austria
October 1, 2014
下オーストリア州のホルンという町にあるお城の中に
「芸術の家(Kunsthaus)」という施設があります。
私たちはコーヒーをご馳走になりながら、お話を聞くことができました。
ちなみにホルンとは楽器のホルンのことらしいです......この形が町の
シンボルになっています。
数人のスタッフがいらっしゃり、別室に印刷機械が整備されていて、
手作りの本や冊子などの資料が自由に閲覧できるようになっていました。
また音楽祭や展覧会のイベントを企画したり、アーティストの滞在型の部屋
やギャラリーもあります。
N組が注目したのは、子どもたち対象のワークショップの内容でした。
その内容は牛乳パックを版にして版画作品を共作するなど、N組の
目指すリサイクル版画と同じような考えのもとに活動が行なわれて
いました。私たちの活動が世界でも通用する確信をここでも得ました。
古い手回しの印刷機を使い、アナログ印刷技術を伝えている活動は
地味なように思えますが、コンピュータでデジタルばかりに慣れ親しん
だ子どもたちには新鮮でしょう!
画像上:ドイツから来た子どもたちが牛乳パックの版で作った共作版画
オーストリア訪問1/ Laxenburg, Wien
October 1, 2014
版画工房N組のスタッフはアルメニアの拓本プロジェクト実施後に、
休養のためウィーン近郊に一週間滞在しました。
ウィーンのアルベルティーナ美術館のジョアン・ミロ展は感動的でした。
ちなみにここは版画や素描コレクションで有名です。
長岡先生の銅版画もコレクションされています。
ウィーン郊外に住む長岡先生の友人ブロートナー(パン屋さんの意味)
夫妻宅で、私たちの歓迎パーティーをしてくださった機会に、版画工房
N組の作品を皆さんにご披露しました。
ブロートナーさん宅には絵画や彫刻、陶芸などの沢山のコレクションが
集められています。N組の活動や考え方に賛同してくださり、早速N組
版画数点も彼らのコレクションに納まりました。同席したベルリンから
来た心理学者も競うように購入してくれました。
「これは友へ、これは私に」「これはどんな額がいいかな?」などなど言い
ながら、楽しんで選んでくださいました。日本ではイマイチ反応が少ない??
N組版画作品ですが、初めての国外でのN組版画のプレゼンでしたが、
彼らの芸術に対する懐の深さに感動しました。
御年80歳のご主人のブロートナーさんのひと言
「絵画や音楽がなかったら、なんと人生はつまらないものよ!」
N組も大賛成!!
チェコ訪問2 / Stalky, Czech
October 1, 2014
国境を越えて、チェコのスタルキーという村にレンカさんとオタカさんご夫妻
に3年振りに会いに行きました。お二人とも長岡先生がオーストリアのゲーラス
修道院で版画ワークショップをしていた頃からの長い知り合いです。
お二人は60年代の「プラハの春」でチェコを追われ、ウィーンに移住された
方々です。
ウィーンにも住居がありながら、この村の教会の裏手にある僧侶が住んでいた
崩れかけた家を改装して、現在は予約のみのレストランとペンションを経営
されています。庭にはオープンエアーギャラリーとして彫刻や絵画が飾ってあり、
年一度夏にチェコやオーストリアのアーティストが参加し、展覧会をするのだ
そうです。
ご主人のオタカさんは元スキーなどの工業デザイナーで現在は写真作品もつくら
れており、料理の上手な妻のレンカさんの力強い作品も観ることができました。
室内にはチェコなどの骨董品が沢山飾ってあり目を楽しませていただきました。
冷戦時代、この国境地帯は「鉄のカーテン」といわれた鉄条網がひかれ、
あちこちにトーチカといわれる強固なセメントで固められた機関銃を打つ場所
が現在でも見かけられますが、その周りは緑の木々が育っています。
今のチェコはEUの参加国で平和です。なだらかな丘が続く風景が素晴らしく、
サイクリングするには最高のロケーションです。
道路の両脇には誰でも自由に穫れるたわわに実ったリンゴや梨の街路樹が
続いていました。
チェコ訪問1 / Slavonice, Czech
October 1, 2014
オーストリアとの国境近くにあるチェコの町、スラヴォニッチェには長岡先生の
長年の友人であるサーシャさんが中心となって、学校跡を「INSTITUT SLAVONICE」
という施設をつくって活動しています。
長岡先生はウィーンに来ると、必ずここに立ち寄るそうです。
この場所はプラハやウィーンにも近く、将来を見据えてのアメリカの投資家がこの町
の再建を支援しています。国際会議や出版活動、展示会場などがあり、これからが
楽しみな場所です。
ここには、長岡先生がオーストリアの修道院で制作した大作作品が6点も飾ってあります。
ちなみに「ユダヤ人墓碑拓本記録集」の本『この世に人の名がある限り』は、ここから
出版されました。数は少なくなっているようですが、ここで購入できるようです。
この小さな町にはアーティストが中心となって地元の人たちとつくったレストランがあるよ。
若者のたまり場です...。
画像上:長岡先生と作品
画像下:写真の一番奥の建物がINSTITUT SLAVONICEです。
「季刊−和紙だより」の編集長が訪問されました
August 6, 2014
8月2・3日の版画工房N組3周年のイベントも盛況に終了しました。
お越しくださった皆さま、どうも有難うございました!!
引き続き5日には、「季刊−和紙だより」(福井県和紙工業協同組合)の編集長
とデザイナーのお二人が京都からお見えになり、和紙を媒体にした紙造形作家、
長岡先生が取材を受けました。次回秋号に紹介される予定だそうですので、
また詳しい内容はご報告いたします。
写真はアトリエ2Fの展示会場で世界文化遺産「アルメニア十字の石」の拓本を
見ているところです。後ろの壁面にはN組の最近の版画が展示されています。
再生紙と丹後和紙の楮100%を組み合わせて漉いた版画用紙に刷られた
コラグラフ版画の展示です。
「季刊−和紙だより」のサイトです。
バックナンバーがダウンロードでき、ご覧いただけるようです。
↓
http://washidayori.jimdo.com/
夏来る、紙漉きをしています
July 28, 2014
暑中お見舞い申し上げます!夏本番、ミーミー蝉が元気よく鳴いています。
只今、猛暑の中、版画工房N組はオリジナル版画用紙を製作しています。
今シーズンも京都府大江町の丹後和紙さんから楮繊維をわけていただき、
再生紙と組み合わせて、沢山の手製の紙ができました。
これからどんなユニークな版画が生まれるか楽しみです。
ご近所の方ものぞきに来られ、紙漉きの話題で盛り上がりました。
版画工房開設、3周年
July 28, 2014
お陰さまで3年目を迎えることができました!
8月2日(土)・3日(日)13:00-18:00の2日間に渡り、工房をオープン
いたします。紙漉きと版画の体験や版画工房N組オリジナル版画を工房2階
で展示します。
暑い中ですが、みなさまの訪問をお待ちしております。
詳しくはホームページのnewsをご覧ください♫
N組の新しいリーフレットができました!
July 23, 2014
臨時版画ワークショップを開催しました。
July 15, 2014
日曜日に臨時ワークショプを楽しく開催しました。
写真の作者曰く、このイメージは〈怖い人〉で、その次は〈笑う人〉でした。
ドイツの表現主義の画家キルヒナーを思わせる才能が、朝来市にも...!?
ご本人は版画は初めての体験で、制作に集中し、この写真の版画が一番
気に入ったようです(^^)。
もう一人の参加者は、普段は目的を持った行動をし、生活しているので、
自由な制作をしましょうと言われて、最初は戸惑っておられましたが、徐々
に版画の楽しさを感じていただけたようでした。
結果的にはご本人も気に入った版画ができました。
印刷所で使用済みのアルミ版を譲っていただいたものを、参加者ははさみで
切ったり、ニードルで引っかいたり、金槌で叩いたりして版づくりをしました。
凹んだところに手でインクを詰め拭き取り、印刷する超アナログ作業には若い
皆さんはとても興味津々でした♪ この版画技法は初心者でもできますので、
皆さんにおすすめです!