版画工房 WERK-STATT N組の活動


工房独自のオリジナル版画共同制作、工房独自の版画用再生紙の製作
ワークショップ:子ども〜大人対象のコラグラフ・モノタイプ版画、銅版画、紙漉きなど
展覧会:国内、海外での版画工房WERK-STATT N組版画の展覧会、児童絵画展などの企画展
レクチャー:版画分野を超えた幅広いテーマのレクチャーを開催、人との交流活性化
出前授業及び出前ワークショップ:小学校、幼稚園、文化施設などの他、幅広い分野

朝来市新市庁舎新築記念に作品が寄贈される

December, 25, 2016


わがまち、朝来市新市庁舎の竣工式が12月17日に行なわれました。
寄贈された長岡國人の大型作品《石の脱皮 No.25/1998》
(H/114×W/458×D/8cm)が一般公開されました。
朝来市で制作された作品についての解説も同時に展示されています。
最上階5Fの市議会会議場入口の壁面に展示されていますので、
機会がありましたらご覧ください!














N組スタッフ2名で水鳥形埴輪作り

December, 6, 2016


8月に朝来市埋蔵文化財センター「古代あさご館」でN組スタッフが作成した
池田古墳から発見された「水鳥形埴輪」の現代版の野焼きに参加しました。
乾燥のため3ヶ月寝かせておき、いよいよ焼きに入ります。
1日目は藁と土を使い、窯作りをして、その中に出来た水鳥形埴輪を入れて
夜通しで焼いていきます。
2日目に灰の中から取り出して、一安心。どこも欠けずに出来上がっていました!
参加者との共同作業を通じて、完成までの道のりの大変さを感じました。
この経験を生かして、N組は来年も新作の共同版画の活動を発信いたします。











美術館・学校連携プロジェクトに招待されました

November, 23, 2016


姫路市立美術館・学校連携プロジェクトにN組スタッフ内藤絹子が
作家として招待されました。姫路市立大津小学校5年生(145名)の
図工授業で作家の生活環境や作品の紹介、拓本デモストレーション
などをしました。学校の先生方や美術館学芸員さんと連携しながら、
図工の授業が進められ、その成果が12/13-25まで姫路市民ギャラリー
(イーグレひめじ地下1階)で展示されます。
来年にはこのプロジェクトの記録小冊子が作成される予定です。
美術館が楽しいチラシを作ってくださいました。







展覧会記事:LinkIcon学校連携プロジェクト展 手で発見!「私の心」を開催中


                         12月18日ギャラリートーク時の様子







第29回 チャリティーのためのミニアチュール展

November, 22, 2016






今年もギャラリー ルネッサンス・スクエア(姫路)のチャリティー展に参加します。
収益金の一部は、「国連WFP」「ひょうご子どもと家庭福祉財団」
「兵庫盲導犬協会」などに寄付される予定です。
今回N組も新作版画を3点出展しています。


期間:12月3日(土)〜13日(火)10時から18時まで
   (12月7日休館・最終日は17時まで)

LinkIconギャラリー ルネッサンススクエア




秋の収穫

November, 22, 2016


ピーナッツって土の中で育つのですね!
初めて収穫を体験しました。5月に種まきをしたものです。
収穫後、工房横を流れる宮内川で洗い一日乾燥しました。
明日予定の版画制作の後、薪ストーブでローストして頂こうと皆で話しています。
今夜は温かいスープに柚子の皮を刻んで、香りを楽しみました。
今年も自然の恵みに感謝です。         (中村)









版画工房N組周辺の住人たち2

November, 22, 2016



ヒヨドリが山グミをまさに食べようとしている瞬間をとらえました!
表情豊かな鳥ですね。庭にある紅梅の枝で発見。
でも残念でした…。飲み込む前にポロリと落としてしまい、キョロキョロ!(笑)
工房スタッフの内藤のベストショットです!







N組工房のデッキ付近にイタチが出没。とても素早く、まさにイタチごっこで
撮影しました。厳しい冬を越えるために、食糧探しに来たのです。
後ろの片足をあげているのがかわいい〜







10月末から内藤絹子展開催 ギャラリー島田・神戸

October, 06, 2016










ギャラリー島田では5年振りの個展開催です。
神戸三ノ宮から徒歩10分くらいのところにあります。
開催期間は10/29 –11/9 迄ですので、ぜひご高覧ください。


作家在廊日:10/29, 30, 11/3, 4, 9
皆さんにお会いできることを楽しみにしております。





「ハチュカル/アルメニアの十字架石碑をめぐる物語」

October, 03, 2016


大阪の国立民族学博物館で「ハチュカル/アルメニアの十字架石碑をめぐる物語」
展覧会が始まりました。アルメニアから帰国早々の 9月29日には長岡國人先生
この展覧会の開幕式に招待されました。
アルメニア共和国大使、国立民族学博館長、エレヴァン立歴史博物館館長
などと並んで、慣れていないテープカット赤絨毯の上でしました。
もちろん長岡先生が持ち帰ったアルメニア十字の石拓本も展示されております。
このように拓本を通じてアルメニアと日本との文化交流が深まる事は嬉しい事です。


展覧会開催期間: 2016.09.29(木)-10.11(火)
LinkIcon「ハチュカル/アルメニアの十字架石碑をめぐる物語」









名張の堤側庵ギャラリーでN組版画展が開始しました。

September, 25, 2016


名張の堤側庵ギャラリー(伝統的な組紐工房)は旧伊勢街道沿いにあり、大阪、京都、
名古屋へのアクセスが便利なところです。地元のお客さんの文化的なレベルが非常
に高いのに驚きました。近くの伊賀には多くの陶芸家も住んでいて、美味しい食材
も揃っています。お客さん、ギャラリー主人、N組スタッフは初日から熱い芸術論
沸きました。季節の野花やアケビ、野ブドウなども素敵に生けて頂き、日本家屋
中でN組の版画たちも息を吹き返したように感じました。
初日に開催されたレクチャーも賛同者が多く、質問にも熱が入りました。
















版画工房N組周辺の住人たち

September, 10, 2016


今までご紹介できずにいたN組周辺の住人です。




版画工房N組の看板ロゴになったアカギツネさんを発見!
早朝の散歩中にやっと撮影できました。ちらっと振り返り、森の中にさっと消えました。






庭を観察していたら、柚子の木の葉っぱに黒揚羽の幼虫を
見つけました。近くには黒揚羽がよく飛んできます♪






ある日、貴重なキチョウ(黄蝶)!?の群れが庭にやってきました。
キチョウの幼虫はネムと萩の木を好むそうですが、
庭にはどちらの木もあるので、ここで羽化したのかな? (続く…)





アルメニア・ギュムリでN組版画初お披露目

September, 1, 2016


N組の海外初めての Gallery25/Gyumriにおける版画展 opening
にはジョージア(グルジア)からのお客さんや、地元やエレヴァン
の若いアルメニア人の美術学生達も沢山参加して盛大に開催され
ました。初めて見るコラグラフの技法や手漉き再生紙に質問が続
出し、長岡先生もドイツ語の説明で大変でした。

アルメニア第2の都市ギュムリは首都エレヴァンから北西に車で
約2時間の所にあり、西はトルコ国境で封鎖されていますが、北
ジョージアは遠くなく、人々の交流は多いそうです。この町は
80年代に大きな地震に見舞われましたが、現在の Gallery25と
ホテルは当時の仮設住宅を改築した建物です。
ホテルはドイツ人やヨーロッパ人観光客が多く小さな町とはいえ
国際的な町です。約一ヶ月展示され、その後ヨーロッパなど巡回
が開催される予定です。











地元のテレビ局に、長岡先生が展示作品について
インタビューを受けられています。ご覧ください!

LinkIconhttp://tsayg.am/mainpage/17363-s-ese-s.html




アルメニアのAraさん親子と、
N組版画「えれくとろん」の前で♪








平和の水鳥形埴輪制作


August, 8, 2016


古墳時代、葬送の際に重要な役割を担っていた「水鳥形埴輪」。
現在、朝来市埋蔵文化財センター 古代あさご館では池田古墳(兵庫県朝来市)の出土
資料が一般公開されています。遠い古墳時代に思いをはせて、「水鳥形埴輪づくり」
挑戦しました!8月6日は広島原爆投下の日。平和への祈りの日でもあります。
偶然にもこの日がワークショップ開催日でした。N組スタッフも参加しました。
広島の犠牲者の鎮魂を祈り、制作しました。 (中村)








背中に乗っている子どもの鳥は未来への希望です。




丹後二俣和紙工房のビーター(紙の叩解機)


July, 18, 2016


今年も自家製N組版画用紙に使う貴重な楮の繊維(楮100%)を大江町の丹後二俣和紙、
田中製紙工業所さんに提供していただきました。近くの畑で自家栽培されている純粋の
国産楮です。この地域は冬の寒さが厳しく、楮の成長はゆっくりで、繊維が普通のもの
より短いのが特徴だそうです。今回は初めて紙漉き工房の中を見せてもらいました。
写真は奥さまがビーターで楮繊維を砕いている様子です。
持ち帰った楮は2〜3日のうちN組オリジナル版画用紙になります。





店内の壁には、先日亡くなられた永六輔さんの自筆の短歌が飾られていました。
数十年前に立ち寄られた時に書かれたもので、短冊の永さんの書は大らかなものでした。
(中村)

「丹後路に今も紙すく二夫婦とか 永六輔 5.28 」年代不明





わたしは雨女ですが、、、


July, 18, 2016


丹後二俣和紙さんから頂いた楮繊維と私たちが砕いた段ボールを再利用し、例年より
大きなN組オリジナル再生紙を製作しました。やる気満々!
厚めの紙なので、版画を刷る時に凹凸が強烈に出るエンボスに効果的。

梅雨時期なのに数日間の紙漉きには一滴も雨が降りませんでした。
紙漉きのときに流れて出る水で庭は沼地化し、蛙、蜻蛉、蝶などが集まってきました。
地面の私たちの泥んこ長靴跡は猪が走り回ったようです。(中村)


「但馬路に 今も版画を刷る 三人組がいるとか 」










N組スタッフ 内藤絹子の作品
兵庫県立美術館で常設展示♪


July, 4, 2016


時間をひらく−新収蔵品を中心に展に内藤の作品
《祈りの言葉 2004.12》が新たな収蔵品として、
兵庫県立美術館常設展示室に展示されています。
2016年7月2日(土)〜11月6日(日)まで
ぜひご高覧くださいませ (き)