版画工房 WERK-STATT N組の活動


工房独自のオリジナル版画共同制作、工房独自の版画用再生紙の製作
ワークショップ:子ども〜大人対象のコラグラフ・モノタイプ版画、銅版画、紙漉きなど
展覧会:国内、海外での版画工房WERK-STATT N組版画の展覧会、児童絵画展などの企画展
レクチャー:版画分野を超えた幅広いテーマのレクチャーを開催、人との交流活性化
出前授業及び出前ワークショップ:小学校、幼稚園、文化施設などの他、幅広い分野

N組工房周辺の住人たち 10

June 25, 2020


コロナウィルス対処のための自粛も解除され、3ヶ月ぶりにN組スタッフ3名全員が工房に集まりました。私達も再びあらたな版画制作の活動を始めました。昨夜は満天の星の下、工房の横を流れる小川の畔でホタルの乱舞を見学しました。自然は確実に静かに従来の活動を行なっています。川の横は神社の深い森で夜は暗黒の闇で、ホタルのゆっくり動く光がとても綺麗です。私達はホタルの成長することに興味があったので、次の日の昼間に小川の水中観察を行ないました。近くの山から流れ出した冷たい綺麗な水中に、ホタルの幼虫がエサとするカワニナを沢山発見しました。夜のホタルの姿は撮影が難しいので、工房周辺の住人たちとして、水中に住むカワニナを紹介いたします。ちょっとカワニナに失礼して、しばらく撮影のため葉っぱの上に並べてみました。黒々としたカワニナの姿以外にドングリと小石も含まれます。さて何匹カワニナがいるでしょうか?もちろん撮影後に、すぐにもとの小川に戻しました。
来年のホタルの幼虫が沢山育つように願いながら。水中には小魚、小エビ、サワガニなどまだまだ沢山の仲間たちがいます。







N組工房周辺の住人たち 9

May 01, 2020


しばらくぶりの工房周辺の住人たちのご紹介です。今回はタケノコ君の登場です。
動物だけではなく、工房周辺には沢山の植物の住人たちも住んでいます。最近はタケノコ君たちが、集落の住人たちの話題です。やはり旬の味には敏感な人間だけではなく、イノシシたちも人間以上に早く、竹林の根元をほじくり返して穴だらけ。何せ奴らは嗅覚が敏感だから。昨夜は雨が降ったので、今朝は6時起きで出かけました。
あちこちにニョキ、ニョキと顔を出しているではありませんか。
タケノコ君、お早う。今日はイノシシより早かったので君たちを掘り返すよ!今夜はタケノコご飯かな〜あ?ああ、昼間から口の中は唾液がいっぱい。夜まではもう少し工房での制作です。






ベルリンの土産 Baumkuchen

February 29, 2020


長岡先生は仕事で3週間ほどベルリンへ行っておりました。留守番をしていたN組スタッフへのお土産はベルリンに1852年からある老舗店Buchwald(日本語直訳=本の森)のバウムクーヘンでした。ドイツ語ではバウムBaum=木、クーヘンkuchen=ケーキです。いわゆる木の年輪のようなお菓子です。2年前にブレーメンでN組展があった後、ベルリンを訪問した時に皆でシュプレー川の辺りにあるBuchwaldでコーヒーを飲みました。日本のものとは違いどっしりとして重いのです。表面にはシュガーコーティングがされ、シナモンのような微かな香りがし、やや甘めです。賞味期限が3ヶ月と長いのは甘さと関係があるのかな?切り方は3段ある節目で輪切りにして少しずつ切っていただきます。日本人はなぜバウムクーヘンが好きなのでしょう?
昨今のドイツ人はあまり食べないと聞きました。





「緑色の冬」

January 21, 2020


2020年がスタートしました。
例年なら工房周辺は雪で真っ白です。しかし今年は野菜や雑草の緑が鮮やかです。
こんな冬は初めてです。地球温暖化現象のあらわれでしょうか?
新年の初刷りはジャングルの溢れる緑になりました。緑色でスタートします!
N組はこれからも未開ジャングルを探検し、新たな発見をしたいなぁ〜。



2015年2月の工房


2020年1月の工房
(ロウバイの香りのする庭から)



緑色の冬の版ができました