版画工房 WERK-STATT N組の活動


工房独自のオリジナル版画共同制作、工房独自の版画用再生紙の製作
ワークショップ:子ども〜大人対象のコラグラフ・モノタイプ版画、銅版画、紙漉きなど
展覧会:国内、海外での版画工房WERK-STATT N組版画の展覧会、児童絵画展などの企画展
レクチャー:版画分野を超えた幅広いテーマのレクチャーを開催、人との交流活性化
出前授業及び出前ワークショップ:小学校、幼稚園、文化施設などの他、幅広い分野

N組工房周辺の住人たち 6

June 12, 2018


今年も梅雨の季節に入りました。この時期は畑の隅にあるビオトープの上に
張り出した野生楮の枝がモリアオガエル達の目的地です。
今年もすでに7個の大きな卵の泡が産みつけられて下がっています。
ここの池は、泡の中で育ち、水面に落ちて泳ぎ回るオタマジャクシの天国です。
緑色の立派に育ったモリアオガエルたちが、最近工房周辺で沢山見かけられる
ようになりました。私達の住む村の生態系が回復して来た証拠です。
四季の移り行く自然観察は私達の制作活動に沢山の刺激を与えてくれます。










N組工房周辺の住人たち 5

May 26, 2018


村の一番奥まった小高い丘に神社があります。広い神社の敷地は小川をはさんで、
N組工房の隣にあるので、私たちは時々この神社まで散歩に出かけます。数日前
神社の森で一羽のフクロウの姿を見かけました。神社を参拝しながら境内を
ごとに、私たちの後を追う様に遠くからついて来るのです。
毎日仕事を終える夕刻に、この追いかけフクロウに挨拶しに出かけます。
数日前に偶然にも眼のクリクリした子フクロウの可愛い姿を発見しました。
まだ巣立ちを終えていないので、親フクロウが心配して、近くの杉の枝から私た
見張っている事に気がつきました。
子フクロウが無事巣立ちを終えると、また新た工房周辺の住人が増えます。
賢いフクロウの親子に見守られて、私たちはこれからも、もっと面白い版画を作
て行きます。



                                子を見守る親フクロウ


                            外の様子が気になる子フクロウ







「gallerism 2018 in 中津」が始まりました。

May 7, 2018








大阪梅田近くのピアスタワー1階にあるPlAS GALLERYでgallerism 2018
スタートしました。現代美術を扱う大阪・神戸・京都・奈良の11画廊が参加し
ています。昨日は17時より出品作家による作品解説、19時よりオープニング
パーティーがありました。沢山の方にご来場頂きました。
展覧会は12日(土)までの開催です。
N組も会場におりますので、ぜひお立ち寄りください。





N組ロゴマークのキツネ君

May 2, 2018





先日雨上がりの夕方、毛並みの良いキツネ君がまたN組の
畑に現れました。
せっかく耕した畑の畝を掘り起こし、マーキングをしたみ
たいです。どうやら私たちの畑はキツネ君のテリトリーに
入ってしまったようです。

2012年の工房開設時にもキツネ君が現れ、N組のシンボル
でもあるロゴマークになりました。
今まで版画制作で使って来た、手作りエプロンにも色んな
キツネ君が描かれています。こちらはちょっと首が長めで
キリン?と間違えそう。
エプロンの汚れは数年間の仕事ぶりが表れていますよね。
やはりキツネ君は私たちの工房を守ってくれているのかも
知れません。






N組工房周辺の探索2

March 25, 2018


ヤブツバキの花の季節になりました。宮内集落のK邸宅の庭にある古木の
ヤブツバキは、兵庫県内で一番大きな古樹と言われています。
根周り318cm、幹周り218cm、樹高8m、樹齢不明(約300年位だそうです)







昨日は天気も良かったので、制作の合間に見学させていただきました。
昔は根元付近にもっと大きな穴があり、サツマイモなどを貯蔵していたそうです。
花蜜に誘われて、ヒヨドリがたくさん訪れて、その声がうれしいそうでした。
大木の下は、落ちた花の赤絨毯でとてもきれいです。
身近にこのような面白い話題がまだまだたくさんありそうで、探索を続けます。





New Flyer

March 24, 2018






版画工房N組の新しいフライヤーが出来上がりました。
日本語版とドイツ語版です。2018年は下記の展覧会を予定しています。
ご期待ください!


「gallerism 2018」楓ギャラリーより出展
  PIAS GALLERY (中津・大阪)
  5月6日(日)〜12日(土)

「RE-RECYCLING / WERK-STATT N組 / MINI-PRINT 版画展」
  ギャラリー 一色 (軽井沢・長野)
  8月1日(水)〜7日(火)

「RE-RECYCLING / MINI-PRINT / GRAFIK WERK-STATT GRUPPE N」
  GALERIE am schwarzen meer (Bremen・Germany)
  8月10日(金)〜26日(日)






櫟(クヌギ)の丸太到着

February 27, 2018





薪ストーブの元となる、落葉樹のクヌギの木が工房前に運び込まれました。
この木は来年の冬のための薪になります。総重量は4トンで、従来より少ない
ので追加が必要かも。チェーンソーで切り、その後スタッフ全員で手で薪割り
斧で割ります。この重労働はスタッフの体力測定にもなっています。
4月から11月までの約8ヶ月間は風通しの良い場所で乾燥させます。

先日までの厳しい寒さも今日は和らぎ、新作の版画を刷り始めました。
春の展覧会に向けて、少しずつ準備しています。





N組工房周辺の探索 1

February 15, 2018


仕事の合間の気分転換に、皆で近くの山を探索しました。
まだ残る雪道を歩き、普段行かない松林の山に入ると、いくつもの古墳を発見
しました。すでに盗掘されたような古墳の周辺には須恵器らしき破片も見つけ
ました。私達の工房のある宮内地区には、前方後円墳の松ノ森 (丸山)古墳と
の西垣古墳群が集落の入り口にあります。山で木を切っていた隣のおじさん
お話によると、宮内地区には約60基の古墳があるそうです。私達が知らない
まだまだ古墳が眠っているということですね。
森には動物たちの足跡も残っていて、獣道の先には動物たちしか知らない古墳
あるのかもしれない。もう少し暖かくなったら皆で再び探索に出かけてみた
なあ〜。発見した古墳近くの木には赤いテープの印が付けてあり、すでに調
始まっているようです。












N組の新しいリーフレットを作成中です!

January 22, 2018






明日から大雪になる予報です。薪ストーブもフル稼動しています。
HPなどの広報担当の内藤と中村が、こたつの中で展覧会のリーフレット準備を
始めました。日本語とドイツ語の2バージョンの力作を予定しています。
今、レイアウトなど大詰めに差し掛かってきました。お楽しみに!






明けましておめでとうございます!

January 01, 2018





毎月公開している Home <今月のN組版画>に2018年からはテキストを添える
ことにしました。今年もN組をよろしくお願いいたします。

2018年は戌年、幸運なことにスタッフの内藤は年女です〜。
今年はきっと良いことが起こりそう!
この作品は2015年制作の《遠吠え Ⅵ》ですが、今年はその遠吠えが
ドイツに届いたようです。それもメルヘンの町、ブレーメンです。

余談ですが、犬の遠吠えには5つの理由があるらしいという記事を見つけました。

  • ①遠くに居る仲間を呼ぶため
  • ②ストレス解消
  • ③うれしい時、喜んでいる時
  • ④寂しい時、不安に感じた時
  • ⑤クセになっちゃっている


※⑤はどういうことなのでしょう?
本当のことは犬にしか分からないですが、興味深いですね。