公開保育・子どもたちの絵画製作活動を参観
June 20, 2019
姫路市の五字ヶ丘幼稚園で6月15日に開催された、公開保育の参観にN組も今年再び参加しました。幼稚園の幼い子どもたちの絵画製作の現場を、直接参観出来る事は大変興味があることです。
午前中は2〜5歳児に分かれた各教室を訪れ、自由に題材・材料を各自で選んで活動している子ども達の様子を参観しました。この幼稚園には沢山の材料が一杯の倉庫があり、子ども達は事前に自分の好きな画材を、大きさに関わり無くこの倉庫で選ぶ事ができるのです。午後は「絵を通して知る子どもの真実」という講演が行なわれ、その後に主に関西圏の幼稚園から参加した保育士達を対象に行なわれた、「筆作り体験」も見学しました。各自が持参した様々な素材で面白い筆が生まれました。
短時間に行なわれた、主催者側で準備した「人間筆」のパフォーマンスもここで紹介致します。現代ダンスのように身体にまとった布が筆の役割をして、布についた墨が動きに従って床にしいた画面に現れるのです。幼い子ども達を指導する保育に携わる先生たちも自由でなければなりません。参加された皆さま方には大きな刺激になった事でしょう。
展覧会に向けての準備
June 01, 2019
5月30日早朝4時半頃の田んぼの風景です。
夜は田んぼからカエルたちの鳴き声が聞こえ、雨上がりの朝
には紫陽花に小さなバッタがいました。私たちはこのような
自然の風景に囲まれながら制作をしています。
この日も朝早くから次回の展覧会に向けて、案内状の作成や
額装などの準備をしました。今年は夏と秋に下記の予定で
展覧会をいたします。
【開催日程】
7月11日(木) - 17日(水) ギャラリーそら(鳥取)
9月3日(火) - 13日(金) ギャラリー砂翁(東京)
アルメニア,Gyumriの岩場/Dirashen「神の家」
May 30, 2019
4月28日、2回目のN組版画展を無事オープンすると、次にはGyumri市に住む絵描きや彫刻家達のアトリエを訪問し親交を深める。今回はホテルが所有するGallery 25の特別招待なので、毎日が食事付きで快適だった。
トルコ国境には25km、ジョージア国境までは45kmにある、海抜1800mのGyumri市はShirak州の首都で、この時期は裾野まで雪に覆われた聖なる山Aragatsの4つの峰々が美しく見える町だ。その昔Shirak州が生まれた記念碑があるという町の郊外にある無人地帯の岩場に出かける。展覧会設営を助けてくれた画家カーレンの運転で、この辺りは道がなく岩と草のはえるデコボコ地帯でジープで行くしかない。
この岩場はDirashen「神の家」と云われる場所で、広大な緑の谷にはアルメニアで一番長いと云われるAkhurian川が静かに流れている。谷の一番上部の見晴らしの良い所にある、岩場「神の家」の壁面には楔形文字で以下の文面が刻まれていた。
「私Argishtiは、神の庇護を受けたMenuaの息子、このEriachi(今日のShirak地方)を所有する。私はここDUANUINI(今日のGyumri)まで来たのだ。」
今回Shirak州知事の許可を得て、紀元前774年のURATU時代の貴重な楔形文字の拓本を2枚とる事になった。
昨年のErebuniの楔形文字拓本に続き2回目の貴重な機会を得る事ができた。Gallery 25の所有者の尽力で、2日後にはShirak州知事執務室で知事直々にこの拓本を手渡す事が実現した。
長岡國人
アルメニアで2回目のN組版画展がスタート
April 29, 2019
アルメニア北西部ギュムリ市にあるGallery25(Berlin Art Hotel内)で2回目となる
N組版画展を開催しています。今回は長岡先生が代表で訪れています。現地の方に
手伝って頂き額装や展示を終え、4月28日にオープニングが行われました。
展覧会にはエレバン国立芸術アカデミーの学生やギュムリのアーティストたちなど
多くの方がお越しくださいました。初めに友人のイルムトラウト博士からN組の紹
介をして頂き、長岡先生による「日本のBook Artと書」の講演会が行われました。
その後に音楽家によるピアノと声楽のリサイタルもあり盛況だったそうです。
展覧会は約一ヶ月間(5月30日迄)開催予定です。
N組工房周辺の住人たち 8
March 25, 2019
3月の下旬ともなれば、制作の合間に散歩でもしたくなる気候の日が時々ある。
気を許すと昨日の朝のように小雪さえ降る但馬地方の不安定な天候なのだ。
それでも日ごとに庭のオオシマ桜やコブシの蕾が膨らんで来ている。
すでに土手に生えているフキノトウは味噌焼きにして日本酒の美味しいおつまみに
した。しばらくぶりに、休憩時間に皆で工房の裏側にある神社へ散歩に出かけた。
もしやフクロウの親子がいないか偵察に出かけたのだ。最近は夜から朝方までフク
ロウの鳴き声が頻繁に聞こえて来る。残念ながら神社の森にはその姿は見当たらず、
森の中の帰り道に不思議な足跡を発見。アライグマか小型動物の足跡か?
またはまだ人間に見られたことの無い不思議な動物の足跡か?
工房周辺の姿の無い住人の足跡を紹介します。
来年の冬に使用するストーブの薪割り
March 24, 2019
寒い3月ですが、まだストーブ暖房が必要です。朝起きたら、うっすらと雪が積も
っていました。今月中に山積みの太い丸太をチェーンソーで切断し、薪割りの日々
が続きます。一本200キロ以上もある重い丸太が崩れて事故が起きないよう、細心
の注意が必要です。N組3人が分担作業で行うので、重労働ですが早く片付きます。
こんな作業も版画制作の一部です。もりもりの筋肉が付いた手でこれからどんな
版画ができるのか楽しみです。
鳥取市で展覧会の打ち合わせ
March 24, 2019
7月開催予定の「N組MINI-PRINT版画と3人展」の打ち合わせに、鳥取駅近くの
ギャラリーそらを訪れました。3年ぶりに2回目の展覧会となります。
今回は2階会場でN組版画、3階会場で私たち三人の自作小作品を展示いたします。
期間は7月11日から17日で、同時開催として13日交流会「N組の小さな手品」を
予定しています。詳しい内容はまたHPにお知らせいたします。
クローズアップN組版画
February 12, 2019
版画作品の一部分の紹介です。
版画を刷っている途中に、面白い部分を発見しました。
外は雪化粧。今年も版画制作を始動
February 12, 2019
工房の庭は今朝降ったさらさら雪でいっぱい。工房の室内温度は4℃。
灯油ストーブの暖房でようやく12℃になり、なんとか制作が始まる。
周りがすべて真っ白な雪化粧の中での作業は、どこか新鮮だ。
3日間の予定で、今年のN組新作版画を刷っています。雪の影響なのかな?
白色のインクはちょっと固い。今回は雪のおかげか白色インクを沢山使った
作品ができました。春が待ち遠しいので、春のイメージの作品もできました。
にょきにょき出てくる芽のようなの版たちが登場しています。
「新・童美展2018-19」が兵庫県立美術館ギャラリー棟で明日から開催
January 17, 2019
新・童美展2018-19
2019年1月18日(金)−20日(日)
10:00-18:00(最終日は16:00まで)
兵庫県立美術館ギャラリー棟3階ギャラリーにて
今年も新・童美展の作品審査会にN組全員で参加しました。新・童美展は公募展
で、今年も全国の幼稚園からたくさんの作品が集まりました。
子どものエネルギーに満ち溢れた作品が並べられ、審査は保育造形の会の先生方
によってスムーズに進行されました。審査後は選ばれた平面・立体作品の展示が
一斉に始まりました。私たちも子どもたちの絵に圧倒され、元気を頂きました。
N組スタッフも審査、ポスター・チラシ製作、記録写真の撮影に協力させていた
だいています。