福知山のまぃまぃ堂でN組版画展が始まりました
November 18, 2020
コロナ対策をしていただきながらのスタートになります。
お店でも定期的な換気や消毒液の設置などを行い、感染予防に努めております。
このような時期ですが、初日にもかかわらず近隣はもちろん遠方からもお越しいただいた方々に感謝いたします。落ち着いた空間で作品をじっくり見ていただき、短時間でしたが久しぶりに楽しい一時を過ごすことができました。
<アルメニア高地から吹く風>
長岡國人 MINI写真集/2012-2019 A5サイズ・22ページ
長岡國人が8年間に渡り、世界文化遺産アルメニア(十字の石)の拓本記録を実施中に
アルメニア各地を旅して撮った写真とテキストがMINI写真集としてまとめられ、版画工房N組が出版しました。これは十字の石拓本プロジェクト記録集を出版する前に、未知の国アルメニアを紹介する写真集です。近いうちに拓本記録集がヨーロッパで出版も予定中ですが、日本でも出版できることを願っています。
まぃまぃ堂で販売を開始しました。お求めの場合はN組まで。
21日(土)は<ゴミから再生されるRe版画>+交流会を16時から少人数で開催します。
<アルメニア高地から吹く風>
長岡國人 MINI写真集/2012-2019
表表紙・裏表紙
2020年N組 新作版画用紙デビュー!
November 11, 2020
8月に漉いたN組オリジナル版画用紙(再生紙)を使い、版画制作をしました。
しばらくお休みしていた宇宙シリーズが再復帰!出来たての手漉き用紙に印刷
するのは、少し緊張感がありましたが、うまく刷ることができました。
手漉き和紙に新しい物語が生まれます。
来週から始まる、まぃまぃ堂(福知山)の版画展も様々な版画物語が登場します。
今回制作したテキスト付きの新作折り本2冊は12月に山崎書店(京都)で行われる「BOOK ART展2020」にも出展します。ご期待ください。
宇宙船クジラ号
September 14, 2020
きのうできた新作版画の一部。「宇宙船クジラ号」と名付けよう!
クジラの大きな口でパックリとNが食べられそう。
でも、まず〜いエサですよ。消化不良を起こしますよ、クジラくん。
制作中に思いついたショートショートです。
8回目の紙漉きで小事件
August 08, 2020
梅雨明け後の厳しい暑さの中、年に一度のN組オリジナル版画用紙(再生紙)を漉きました。今年も丹後二俣和紙さんを訪問し、楮100%の繊維を特別にご提供頂きました。最初は順調にスタートしていましたが、3日目の午後に雨が降り出し、一時作業中断。こんな天気は初めて。天日乾燥中の紙を屋根下に大急ぎで移動するなど大変な思いをしました。天日干し台として、今年は薪ストーブ用の大きな切り株を使いました。
ふと気がつくと玉虫が二匹も再び現れ、切り株の蜜を吸っていました。さらに紙漉き作業で泥沼化した庭の土の上には、アオスジアゲハも卵を産みつけに訪れました。
ハードな紙漉き作業中に周りの自然の生き物たちの姿を見るのも心地がよい。熱中症対策の補給には、畑の赤紫蘇を使った自家製の赤紫蘇や梅シロップ寒天、梅酢ドリンク、そして桑、びわ、柿の葉などに、よもぎ、どくだみ、ミント、タイムなどを加えた10種類もの薬草を自前ブレンドした健康茶で元気をつけ、あと数日頑張ろう!
N組工房周辺の住人たち 12
August 05, 2020
明日から一年に一度の版画工房N組の紙漉きが始まる。庭でその準備をしていると、どこからか突然玉虫がわたしたちを訪問してくれた。めったに人の目には触れないキラキラ輝く緑色の美しい昆虫には感激、すぐにスマートフォンでパチリ。この写真は玉虫が飛びたつ瞬間です。昆虫図鑑を調べると、玉虫は7月、8月の昼間に活動するようで、エノキやケヤキの葉を食べるそうだ。工房脇の土手には大きなケヤキの木があるので、その葉を食べにきたのかも知れない。習性としてケヤキの高い所に集まるようですが、残念、そんな高い所までは観察出来ません。それでも庭に下りて来てくれたのは、暑い庭でウロウロしているわたしたちを元気付ける訪問だった様な気がします。こんな美しい生き物を見ると、新たなイメージが沢山湧いてきます。
玉虫君どうも訪問ありがとう。
銅版画プレス機の再稼働
July 20, 2020
コロナ禍の影響でしばらく休んでいたプレス機に再び活動してもらいます。
今月中にもう一度と思い、新作版画を刷りました。物語性のある楽しい大型版画が
できました。HPの今月の版画でご紹介できると思います。
梅雨明け後には、1年に1度のN組自家製版画用紙の紙漉きを予定中。
早く梅雨が明けて、夏の空が見たいです!
どてかぼちゃ
July 18, 2020
早朝の散歩で土手にかぼちゃを見かけ、ほっこり!heart
思わず浮かんだ素人俳句です。えぬこは自信満々かな?
N組工房周辺の住人たち 11
July 01, 2020
工房で楽しく新作版画を刷っていると、突然大雨が降り出した。ラジオから聴こえていたレディー・ガガの歌声もこの雨音で台無しだ。昼時には雨も上がり、何気なくアトリエ入り口にある、近所の子ども達のために設置した黄色い落書き用コンパネ板上に緑のカエル達が集まっている愉快な姿を発見しました。皆はお腹をへらしているのでしょうか?ここは一晩中電気が灯り、虫たちの集まる場所でもあるのです。
どうやら昼間からその虫を狙ってカエル達が集まっているようです。看板下の地上には、先ほど田んぼのオタマジャクシからカエルの姿に変わり、まだ少し尻尾が残っているものすらいるのです。驚いたのは、大きなモリアオガエルの頭の上に何と小さなアマガエルが乗っているではありませんか!金色の大きな目をしたモリアオガエルもまんざらではなさそうです。その近くにもアマガエルたちが何匹もいて何とも微笑ましい集団です。感動的なのは、カエル達種族がお互いに共生して生きている姿です。もちろん工房の庭や畑の草むらには獰猛な蛇達もカエルを狙っています。それでもみんな一生懸命に今を生きている姿を見るのは素晴らしいものです。午後の私たちの版画制作にも力が入ります。